更新日:2005.04.10 

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SOHOグループ注意報 ちょっとまって!そのグループづくり・・・
by はるりん 

▼VOL.5


 前回は、グループワークにおいてのビジネススキル面について、触れてみま
 した。今回はグループワークにおける依存症について書きます。

 □グループとは助け合いをするためにあるのではない…。

 個人単位の業務の場合、納期にさえ間に合えば、それぞれ独自に自分のペー
 スで作業を進めていってもなんら問題はありません。ですが、グループワー
 クになるととたんに誰かに頼り始めてしまうひとが必ず出てきてしまうので
 す。グループの誰かにであったり、リーダーであったりと、その時々で対象
 は違いますが、誰かを頼りにすることによって、自分の責任を少しでも軽く
 しようと考えてしまうのでしょう。

 これは下手をすると、グループ崩壊につながることです。自分でやるという
 強い意識を持たないと、どうしても他人任せになり、チームの「だれかさん」
 だけがいつも忙しい状態になります。特にひどい事例の場合、自分の余暇を
 保ちたいがために、仕事を放棄するというケースもありました。

  「わたし忙しいんで、あとやっておいてもらえますか?あ、連絡はメール
   でお願いしますね、午後から買い物行ってますから。」
   「はあ?買い物?」

 仕事という認識が少ないSOHOさんの場合、時としてこういうことが起こりま
 す。SOHOという仕事は、家事の片手間にやっていても大丈夫だと思っている
 と受け取られてもしかたのない発言です。ビジネスとしての意識が低く、お
 金をもらって仕事をしているという感覚がまるでありません。

 特にグループワークとなると、意識の統一が非常に重要になります。乱れて
 しまうと、納品物の品質が維持できなくなったり、途中で仕事を投げ出すワ
 ーカーさんの後始末をすべてグループ内で処理しなければならないという事
 態になりかねません。ひとりの無責任な行動が、グループ全体を混乱に陥ら
 せてしまうのです。

 ひとりで作業を進めていく業務であれば、個人の責任に基づきますが、グル
 ープでひとつの作業をしている場合、ひとりの進行が遅れるだけで、全体に
 その余波が響いてきます。「誰かがやってくれるだろう」という他人任せの
 思考が生まれてしまうことを、わたしは「悪魔の声」と名づけて常にその声
 に支配されないように、警戒しています。自分を律することはとても難しい
 のですが、SOHO事業者はこれができないと、なかなかグループワークを継続
 することは難しくなります。

 また重要なこととして、できないことはできないとはっきりと事前にみんな
 に伝えることです。そうしないと、できると言った以上その任務はあなたに
 任されているはずなのに、当日になってもできていない、という状況に陥っ
 た場合、全体のリズムが大きく崩れるばかりか、納期にさえ間に合わない可
 能性が出てきます。これは一番迷惑がかかることなので、「あ、どうしても
 無理だ、どんなに頑張ってもできない」とわかった時点で、すぐにリーダー
 なり、グループなりにその状況を伝えることが最重要事項です。
 自分の技量や時間を計算できるということは、優れたSOHO事業者の能力のひ
 とつだと思いますので、できるかぎり、自分のできる範囲は自分の中で推し
 量ることができるように、しっかりと自分自身を見つめてみてください。始
 めは難しくても、だんだん自分のなかの許容範囲というものが見えてくるは
 ずです。まずは自分の能力を計算するところから挑戦してみてくださいね。

★今日のポイントWORD「他人任せ=依存」    ━━━━━━━━━━━━┓
 自分できる範囲または時間も十分にあるにもかかわらず、他人をあてに
 し、自ら仕事を請けたことも放棄してしまうこと。人を頼りにすること
 で、自分の責務から逃れようとする意識。SOHO業界では、成果報酬であ
 る場合が多いので、結果の出ないまたは成果物がない場合、報酬として
 請求できない場合があることを十分理解して取り組む必要がある。
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