更新日:2003.6.9 
W-SOHO関西支部
インタビュー


VOL.1 安福 雅美

      
 (ミニー)

VOL2 桑原 千佳
       
(chara)
VOL3 金森 晴美
    
 (はるりん)
VOL4 松田三樹子
     
 (まっつん)
VOL5 師岡 百花
     
 (MORO)
VOL6 冨久保敦子
     
 (NON)

VOL7 坂ノ下里佐子
     
 (かたね)


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w-soho KANSAI
SO-KA!編集部


 Vol. 6 [通称] NON
      [本名] 富久保敦子  [住所] 大阪府
      [職種] ライティング(メルマガ、雑誌等
★まずNONさんのプロフィールをどうぞ!

 血液型A型、さそり座です。文系人間。ひどい方向音痴。几帳面なようで、
 抜けている…(笑)SOHO歴は3年になります。
 代表的な仕事としては、契約上、クライアント名は出せないのですが、広告
 代理店H社/OL向けメルマガ記事執筆/女性全国誌の特集記事執筆などです。

 1984年、京都で劇団を旗揚げ。劇作、演出、演劇祭、シンポジウム企画など
 を手がけてきました。96年、解散。97年〜99年までは演技指導講師等を単発
 で行いながら、子育て中心の生活。2000年から現在の仕事です。

★ではSOHOをはじめるきっかけって、何だったんでしょう?
 はじめの一歩について、教えてください。

 そこにパソコンがあったから、ですね。暇だったので、ネットであれこれ探
 して仕事をみつけました

★ライティングを選ばれたのはなぜですか?

 
唯一、できることだったからです。

★書くことというのは、自分の思いが溢れ出してしまいすぎてもダメなときが
 ありますが、その辺の調整などはどのようにされていますか?

 
夜、書いた文章が朝になると興ざめなように(笑)ですね。なかなかうまく
 書けませんが、距離のとり方に気をつけるようにしています。テーマや対象
 との距離、媒体と読者との距離、書き手としての私自身との距離。それを間
 違うと、独りよがりな文章になる気がします。あ〜、できてませんね〜。

★NONさんの文章はとても心に響くのですが、「読ませる文章」についてどのよ
 うにお考えですか?また人を見るときに、どのような角度からその人物を捉
 えられますか?

 
ありがとうございます。読ませる文章…う〜ん、問いが深くて悩みます〜。
 もともと戯曲からスタートしているので、文章を考えるとき、おおざっぱに
 漫才か落語かシリアスドラマか、演説か……と置き換えているかもしれませ
 ん。突然、大音量のロックで始まるか、淡々とモノローグでスタートするか
 とか。それが「読ませる文章」につながっているかは疑問ですが…。
 それから人物についてですが、めちゃくちゃうさんくさいですけど(笑)、
 愛するのですよ〜。マジに。私にとって、誰かについて書くことは「新しい
 愛し方の提案」なのです。「ほおら、こんなところに魅力があるのよ。知っ
 てた!?」と。

★育児と仕事の両立について、これからの方に向けてぜひアドバイスをお願い
 します。

 あ〜、なんか、できるようにしかできないと思います。とにかく今できるこ
 とを始めちゃって、それから「悪あがき」すればいいのでは?失敗を恐れて
 いると時間がどんどん過ぎて、賞味期限切れになっちゃいます。

★自分のやりたいこととできることの違いで悩まれたことはありますか?

 今は「できること」の向こうに「やりたいこと」を位置づけているので、あ
 まり苦しんでいません。でも、もともとは演出家になりたかったのだから、
 挫折の塊ですよ。
 
★もし、子育ての手も離れて、外に出る時間ができたとしても、外勤ではなく、
 ずっとSOHOを続けていこうと思われますか?

 SOHOとして外にも出たいですね。毎日、膨大な数のメールをやりとりしてい
 ますが、声を出さないでしょ。大声で議論したり笑ったり、ギャグを飛ばし
 たりしたいです。

★今までの仕事の中で、「これはいかんだろう」ということに遭遇した経験は
 ありますか?作業者・クライアントどちらでも結構です。

 はい、以前の私です(笑)。当時は演劇が本業だと思っていたので、かなり
 適当でした。逃げ場があるってダメですね。今は、昔の私と正反対のことを
 すればいいので楽です。納期厳守、これに尽きますね。

★超多忙なNONさんですが、リラックスタイムはなにをされていますか?
 なにをしていると一番、ゆったりしますか?

 何をおっしゃる。超多忙じゃないです〜。ゆったりするのは、締め切りの迫
 った仕事もなくて、子供もいなくて、約束もなくて、ソファで本を読んでい
 るんだけど、「あ〜、眠い〜」となってきて、寝入ってしまう寸前です(笑)。
 あとは、旅と犬、映画と本が好きです。

★では最後にこれからの目標を教えてください。

 
ひゃっ、困るな(笑)。ひとつひとつの仕事を侮らず、きちんと手がけてい
 きたいです。いつか味のある随筆が書けるといいな、と思っています。


【インタビューを終えて】
 いつも前向きで明るい NONさん。どんな秘密があるのかと不思議に思ってい
 たのですが、なるほど彼女の元気の源はあらゆるところからパワーを吸収で
 きるところにあったんですね。演劇という自分のなかの見えないものを表現
 するという強大なエネルギーは、SOHOとして活躍する原動力となっているの
 かもしれません。彼女が文章のなかに織りなす人物表現・描写は、常に的確
 でそのひとのなかに眠る資質さえ見抜かれて、露に記されています。その洞
 察力たるや恐るべし。きっとこれからも人間と関わる仕事をバリバリとこな
 されていくに違いありません。
                          
(取材:はるりん)