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▼その6 診察&手術、でもその前に… 編
●○●「病気」と診断されて、希望が湧く●○●
眼瞼下垂の手術で有名な病院のうち、自宅から一番近いB形成外科に電話を
入れて約3ヶ月。ようやく待ちに待った初診の日がやってきました。医者に
診てもらうのを、こんなに楽しみに思ったことはかつて一度もありません。
洗顔してノーメイクで写真を撮った後、診察室へ。先生は、私の目をまじま
じと見ながら、眼瞼下垂の症状や原因要素(肩こりや偏頭痛はあるか、コン
タクト使用歴、花粉症の有無、など)について質問をします。いつ頃からそ
の症状があったか、なども聞かれ、そしていともあっさり「やはり眼瞼下垂
のようですね」。おでこにしわを寄せ、あごを上げて前方を見る癖もしっか
り指摘されてしまいました。次に、「では点眼検査をしてみましょう」と、
両目に目薬を。目を閉じてベッドで安静に待つこと数分、看護師さんに呼ば
れる前にこっそり目を開いてみると、なんだかいつもよりパカッと、簡単に
開くような気がするではありませんか!
ちょっとうれしくなってウキウキしながら診察室に戻り、先生に測ってもらっ
たら、何ミリか(具体的な数字は忘れました…)まぶたが上がり、黒目がよ
く見えています。何という目薬なのか、どういう仕組みで点眼するとまぶた
が上がるのか、もう少しちゃんと聞いておけばよかった、と思ったのは後に
なってからで、その時は「手術すれば、毎日この爽快な状態でいられるのね
!」ということしか頭にありませんでした。さっきと同じ診察室なのに、新
しい電球に取り替えた直後みたいに、周囲が明るく見えるのです。迷うこと
なくその場で手術の予約をし、手術前後の注意事項などの説明を受けて、病
気と診断されたくせに落ち込むどころかニッコニコ気分で家路につきました。
●○●あとは手術を待つだけ、と思いきや●○●
手術予定日を数日後に控えたある日の午後、携帯電話が鳴りました。
「B形成外科の○○です」
その声はなんと、受付の人ではなく、院長先生直々のお電話です。
「naaさん、手術日は○日でしたよね」
えっ、まさか、急きょ延期?!
「…それは予定通りなんですけどね(よかった…ホッ)、実は今うちにテレビ
番組の記者さんが来られてて、近々手術を受ける人を取材させてほしい、と
いうことなんですけど、どうでしょう?(えええええ〜っ?!!)」
「テレビって、放送されるんですかっ? 顔が映るんですかっ??」と、当た
り前のことを聞くおバカな私。ニュース番組の1コーナーとして、10数分ほ
どの特集企画を組んでいる、とのことで、ちゃんとしたまじめな内容の番組
です、とは言われましたが、テレビに出るのはちょっと・・・・・。
でも、よく考えてみたら、この病気のことをみんなにもっと知ってもらいた
い、という気持ちがあるのは事実です。「ああ眼瞼下垂ね、知ってる知って
る」と言ってもらえたら、「美容整形と思われるんじゃないか」とか、あれ
これと余計な心配をせずに済むのですから。そこで、テレビ出演はご遠慮し
ますが、ご参考までにお話をするだけなら、とお答えしました。正直に言う
と、普段はライターとして自分が取材するほうなので、取材されてみたい、
という妙な好奇心が働いたこともありました(笑)。その日のうちにさっそ
く、わざわざうちの近所までやってきた記者さんは、意外に若い女性でした
がしっかりしてそうで、とても話しやすい人でした。喫茶店で長話をした最
後には、「やっぱり、できればnaaさんにお願いしたいんですけどねぇ…」と
なおも口説かれましたが、それは困ります、と丁重にお断り申し上げ、その
代わりに記者さんご提案の、ある条件をのむことになってしまいました。
(つづく)
★次回は・・・ お願いだから、心静かに‘その日’を迎えさせて〜。
今度こそ「手術」編、です。
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