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▼今度こそ「手術」編
●○●好奇心旺盛か、はたまた悪趣味か●○●
テレビ放映の申し込みという予定外のハプニングはあったものの、無事に手
術日を迎えた朝。少々緊張しつつB形成外科を訪れると、すでに番組記者さ
んは先に到着し、医者でもないのになぜかビシッと白衣に着替えて待ってお
られました。白衣ということはつまり、“手術室に入る気満々”なご様子。
テレビ放映をお断りした代わりに、私がのんだ条件とは…。「手術立ち会い
ビデオ撮影」だったのでした。
その記者さんは、私以外にも手術日の近い患者さん数名に撮影を打診してみ
たらしいのですが、OKしてくれる人がなかなか見つからず、結局、番組に
出てくれる患者さんが見つかるまで放送予定日は延期されることになりまし
た。が、「何かの時のために」私の手術風景をビデオに撮っておきたい、と
おっしゃったのです。「絶対に勝手に放送したり、他の目的で使うことはな
いから」と言われても、「何かの時って、一体ナニよ?! 『やっぱ放送し
てもいいよ』なんて、気が変わることは絶対にありえないよ〜!」と思わな
くもなかったのですが、そこはやはり、たまには取材を受ける側にもなって
みたいという思いからついつい記者さんに会ってしまった、よく言えば好奇
心・平たく言えば野次馬根性の発達したワタシ。自分が手術を受ける光景を
あとから見ることができるなんて、めったにない機会じゃありませんか。そ
んなオモシロそうなことを、みすみす逃すはずはありません。ドラマや映画
で、人が殺されるなど残虐なシーンは大の苦手なのに、血とか内臓そのもの
を見るのは意外に平気なワタシ。「ぜーったいに、あとで見せてくださいね
!!」と記者さんにお願いし、ビデオ撮影を即決で快諾してしまいました。
●○●「楽にしててね〜」なんて言われても、無理!●○●
洗顔して抗生剤を飲み、手術着に着替えたら、いよいよ手術台へと上ります。
ああ、とうとう“その時”がやってきました。手術と名のつくものを一度も
受けたことがない私の緊張は、もうピーク。だって、顔よ? しかも顔の中
で一番目立つ「目」よ? そんなとこにメス入れて、万一手術中に大地震が
来て、メスが眼球に刺さったりしたらどーするのさ?? …なんて、ありえ
ないような良からぬ妄想が頭の中でグルグルと渦を巻いちゃいます。それを
先生にそのまま言ったら、失笑されてしまいましたけど。でもね〜、本当に、
緊張するんですよ。局部麻酔だから意識ははっきりしてるし、身体はどこも
自由に動くし、それを動かずにじーっとしているのも、案外つらいものです。
この手術を受けると肩こりがよくなるはずなのに、手術中はいつにも増して
肩がこりました。
そんな私とは対照的に、先生と記者さんは「記者になって何年なんですかぁ」
なんて普通にのんきな世間話をしながら、終始、和やかムード。
「度胸ありそうに見えるのに、naaさんてば意外と心配性なんですねぇ〜」
と二人に言われ、
「そそそそうですね、出産経験のある人だったら、ももももっとドッシリし
ていられるのかも、ししししれませんけどね…」
と心臓バクバクさせながら答える、実にふがいない私。本当は私も、もっと
会話に入ってリラックスしたかったのですが、口を動かす余裕など、もうど
こにもありません。
ようやく緊張がとけてきたのは、手術が終わりに近づいた頃。「はい、あと
は縫い合わせたら終了ですよ。もう少しの辛抱ですからね」と先生に言われ
た時には、実はあらたな問題が発生していました。
「せせせ先生〜、もう少しの辛抱が、でででできないですぅ〜…」
「は?」
「ととと、トイレに、行きたいんですけどぉ〜…!!」
【つづく】
★次回は・・・ 整形美人(?)疑惑の怪しさ満開、 「お披露目」編です。
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