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▼(最終回)術後の変化 編
●○●これまでの肩の荷がスーッとラクに●○●
ふとしたきっかけで「自分はもしや、“眼瞼下垂”とかいう病気、なのでは
?」と気づき、玉石混淆のネットの世界で思わぬ情報を得たりもしながら、
ついに“親にもらった顔”にメスを入れてしまった私。周囲に美容整形疑惑
を持たれてまで手術をするほどの効果が、果たしてあったのか? と問われ
れば…。
答えは間違いなく「YES」です。その成果を大きく実感したのは、まず、肩こ
りがずいぶんラクになったことでした。もちろん肩こりの原因は眼瞼下垂だ
けではないので、まったく肩がこらなくなるわけではありまりせん。が、小
学生の頃からずっとガッチガチにひどい肩こりだったのが、いつのまにやら
以前ほどのひどさではなくなり、たとえこったとしても快復がやけに早いと
感じられるようになったのです。
それから、これは下がっていたまぶたを上げる手術なので当然といえば当然
ですが、上方の視界がわずかに広がりました。「わずか」といっても、この
ほんの数ミリのわずかな差が、実はとても大きかったのですね。例えていう
なら、切れかけの暗ーい電球を新品のものに取り替えてパッと明るくなった
時のような、あるいは、裸眼ではピントがぼやけていたのを、コンタクトを
入れて突然パッとクリアに見えるようになった時のような感じで、目の前が
なんとはなしに爽快に見えるようになったのでした。
●○●「睨んでる?」よりは「整形?」と思われる方がよほどマシ●○●
そういった身体的な感覚の変化に加えて、これはあくまでも私の場合ですが、
心理的な負担もうんと軽くなりました。
心理的な負担とは。例えば職場や電車の中などで、意味もなくふと誰かと一
瞬、目が合ってしまう時ってありますよね。そんな時に手術前の自分なら、
これまで何度も「君ってふと目が合った瞬間に、すっごく冷たい目線で睨ん
でたりするよね」と人から言われていたので、「あっ、今あなたと目が合っ
たけど、別に睨んでるわけじゃないんだよ! 決して悪意はないんだよ!」
と、いちいち心の中で言い訳をするのが癖のようになっていたのです。それ
で手術後もつい、誰かと目が合うと「あっ!」と思ってしまうのですが、そ
の直後に「ああ、私は手術で黒目がちゃんと見えるようになったから、もう
目つきは悪くなくなったんだ、大丈夫なんだ」と打ち消してはホッとできる
ようになりました。
思えば写真を撮るたびに、ググッと身構えて意識的にガッと目を見開かない
ことには、必ずやとんでもないヤブ睨みの表情に写ってしまっていた私が、
術後に初めて撮った写真では、力を抜いた状態でまっすぐ前を見るだけで
至って普通の顔つきに写っていたことが、何より肩の荷が下りた気分を実感
させてくれました。現金なことに、こんなことならもっと早く手術したかっ
た、とさえ思ったのでした。
最後に。SOHOワーカーにとって、目は命です。コンタクトを使用している方
もたくさんいらっしゃると思いますが、特にハードレンズをお使いの方は、
くれぐれも乱暴な取り外し方をしないように、気をつけましょう。長時間つ
けっぱなしでいると外しにくくなって、ついギューギュー目を引っ張ったり
してしまいますが、そんな時は決して無理せずスポイトで外しましょう。そ
して、コンタクトの正しい使用方法は、面倒がらずにきちんと守りましょう。
眼瞼下垂は、今はそんな自覚はないという人でも、年月が経てば後天的にも、
そして誰にでも起こりうる病気なのですから。 |