更新日:2003.12.10 

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SOHOと年齢 実録だよ♪ 40歳からはじめるSOHO
by NON 

▼その4 いくばくかのお金----------------------------------------


 最近、女性の年金についての議論、活発ですね。話題の中心は、サラリーマ
 ンの奥さんたち、いわゆる第3号被保険者の扱い。これって議論すると、な
 んだか殺伐としませんか? 長年教師をしている独身の姉など、大変に鼻息
 荒く、「払わないで年金もらうなんておかしい!主婦は次の世代を育ててい
 るなんていうけど、でも、やっぱり楽なはず。負担して当たり前だ」と言い
 切ります。きっとこの話題、女性教師仲間で、熱くなれるんですね。

 私は、毎度のことながら曖昧な返事しかできません。今は国民年金の第1号
 被保険者ですが、第3号の時代もありました。「キャリアウーマン」対「専
 業主婦」戦線の狭間をウロウロしっ放しの人生ですから、「いやあ、どっち
 の意見もわかりますけど…」とオロオロする情けなさです。自分で自分の経
 済や老後の責任を全部しょって生きるのもハードだし、ダンナだ、子どもだ、
 ばあちゃんだと家族の世話を一身にしょって続く人生もハードだし……。

 基本は、とてもシンプルなのです。お金を稼いでいるか、いないか。それだ
 け。この世には、お金にはならないけど価値のある仕事なんてたくさんあり
 ますから、「稼ぐ」ことと「仕事する」ことは、決してイコールではありま
 せん。時々、専業主婦の方が「私だって、家事や介護、育児など働いていま
 す!」と投書していますが、本当にそのとおりで、主婦の多くは、そりゃも
 う、たくさん仕事しているのです。稼いでいないだけ。未だ、世の男性の多
 くは、「稼ぎ仕事」以外は、な〜んにもしていないですものね。

 稼ぎたいと思いました。収入のない専業主婦時代、切実に稼ぎたいと思いま
 した。自分自身の収入の有無が、自分自身の「自由」と「決断力」を左右し
 ていると思い知ったからです。私にあるはずの「離婚の自由」「家出の自由」
「出奔の自由」を確保しなければ。あ、夫婦の間は わりにいつも円満なんで
 すよ。離婚したかったから、その自由が欲しかったわけじゃ全然ないんです。
 さまざまな「危機管理」を可能にする決断力を常に確保したいと思ったんで
 す。明日の私が、今日の私と同じだという保証はどこにもないですから。夫
 も同じように……。

「人生は生きるに値する。勇気と希望と、いくばくかの お金があれば」。映
 画「ライムライト」でチャップリンは語りました。希望は、imagination〜
 正しく訳すと「想像力」でしょうか。何かに立ち向かう勇気も、未来への想
 像力も、すべて「いくばくかのお金」の支えがあってこそです。親の金でな
 く、夫の金でなく、子の金でなく。ついでに国家の金でなく! と言い切っ
 て、年金なんかに頼らないほど稼げたら怖いものなしだな……(って、自分
 たちが納めてるんですけどね。掛け金であれ、税金であれ)。



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