ヨガには8400種類ものポーズ(アサーナ)があると言われます。その中には
中国雑伎団を思わせるようなアクロバティックなものもありますが、なにも
トレーニングをしていない普通の人でもできるポーズもたくさん。
ヨガではあまり無理をしません。高い目標を立てそこへ向かって努力すると
いう種類のものではなく、他人と競い合うものでもなく、自己を「無」にし
森羅万象と一体になるナチュラルな状態をめざします。
だから体が硬くてもきれいにポーズがとれなくてもまったく問題なし。でき
る範囲の動きで十分です。ありのままの自分でいることこそヨガの精神なの
です。
今回は「スキのポーズ」「屍のポーズ(シャバアーサナ)」をとりあげます。
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☆『スキのポーズ』☆
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1、仰向けに寝ころびます。足はそろえ、腕は体の横に手のひらを床に向け
て自然にのばします。
2、両足をそろえたまま床と垂直になるまで上げます。ここで15秒キープ。
3、両足をさらに倒し、おしりを上げて、足が床と並行になったら止め15秒
キープ。両手を床に押しつけるとバランスがとりやすくなります。
4、両足を静かに戻します。
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☆『屍のポーズ(シャバアーサナ)』☆
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1、仰向けに寝ころび、足は肩幅程度、腕は脇に卵ひとつ挟める程度に開き、
手のひらを上に向けます。ポーズとしてはこれだけ。
2、屍のようなポーズですから、体全体の力を抜いてリラックスします。
すべての動作において、呼吸を止めないことが大切。いつも鼻からゆっくり
吐いて吸う、またゆっくり吐いて吸う。動きも反動をつけずにゆっくりゆっ
くり。ゆっくり動かしキープして、インナーマッスルを強化しましょう。
屍のポーズはヨガの最後に行います。ラジオ体操で言うと深呼吸。心身を落
ち着けるためにこれだけを行っても効果は抜群です。頭の中を空っぽにし、
鼻でゆっくり呼吸する。体はできるだけ弛緩させて屍になりきってみるので
す。心身の緊張を自分でコントロールするのは意外に難しいもの。だから忙
しいときこそ1分でも2分でも屍になってみて、落ち着いた自分を取り戻し
たいと思うのです。
本格的にヨガをしようと思えば、ヨガのための時間をとってそれに集中すべ
き。でもたとえ10分でもそれだけをやろうとすると時間を捻出するのが大変
ですよね。だから最初はなんちゃってヨガでいいのです。仕事が一息ついた
とき、料理の途中、寝る前など、ちょっとした時間を見つけて瞑想めいたこ
とをやってみる。目を閉じて簡単なポーズ(アサーナ)を取ってみる。そん
なことでも意識は体の内側を向き、生活の質を少し上げることができる気が
します。
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